世界から自担が居なくなった日







2018年12月31日0時

ジャニーズ事務所公式サイトj-webから渋谷すばるの名前が消えた。

関ジャニ∞6人の写真は新しいものに変わり、ブログからも赤はいなくなった。

関ジャニ∞レコード会社インフィニティレコーズからも渋谷すばるの名前は全て消されその瞬間私は関ジャニ∞からすばるくんがいなくなったことを実感した。




2014年1月

友達に大倉くんがかっこいいからMステを見てと勧められた私はその日初めて関ジャニ∞7人が歌っている姿を見た。



あのとき感じた衝撃は今でも覚えている。センターで小さい身体からは考えられない声量と美声、その見た目とのギャップに一瞬で引き込まれ鳥肌がブワァッと全身を襲った。

「こんな小さい体からあんな声が出るの…?え、?なに、この人なに?」一瞬で恋に落ちた

それが私とすばるくんの衝撃の出会いだ(真顔)


すばるくんを好きになってからは毎日が楽しかった。関ジャニ∞が出る番組を録画し、画像を検索し、たくさんの動画を見た。

特に関パニが面白くて可愛くて毎日永遠ひたすらずーーっと見てた。すばるくんが長髪でオラオラででも可愛くてなんだこのギャップの塊は!全く!とすばるくんの虜になってた。



それから私は"eighter"になりライブに参戦したら、DVDを買ったりなど飽き性の私には考えられないほど関ジャニ∞渋谷すばるのことでいっぱいだった。eighterとして4年ほど経ったとき、あの事件は起きた。





2018年4月15日9時35分

関ジャニ∞ファンクラブから1通のメールが届いた。

内容は"関ジャニ∞ファンの皆さまへお知らせ 関ジャニ∞メンバーより大切なお話があります。本日午前11時よりファンクラブサイトへアクセスお願いします"

私はこの日バイトをしていて、そのメールを確認したのも10時すぎてからだった。怖くなり携帯の電源を落とした。

13時にバイトが終わり帰ってる途中で電源を入れ、電源を入れた。その瞬間大量のLINE、電話の通知が来た。

何が起こってるのかわからず、友達からの連絡を見て驚いた「すばるいなくなるんだって!のぞみ大丈夫!?」意味がわからなかった。

その日私は歩いてバイト先に行っていて、それを見たのはお店の駐車場を歩いてる時だった。その場にしゃがみこみ大号泣した。何が何だか何が起きてるのか、全部嘘なんじゃないか何も信じられなかった。

その日はあまりにも辛く苦しく、とても1人で帰れる状態じゃなかったので、親に迎えに来てもらって帰った。

家に帰るとテレビでは記者会見の映像が流れていた。ボロボロ泣き続け、いつまでも泣き止むことはなかった。こんなに辛くて苦しいことがあるのか、人生で初めてあんな気持ちになった。


そこからの毎日はその日の出来事を忘れるために必死だった。まず、私は関ジャニ∞を見なくなり、聴かなくなった。

心に空いた穴は大きく、すばるくんの姿や声を見たり聴いたりするとまた泣くからだ。


関ジャニ∞を避け1ヶ月くらい過ごしていたとき、「"7人の関ジャニ∞を見なきゃもったいない"」とヤスのブログに書かれていた。

それを読んだ私は「(7人のうちに7人の姿を目に焼き付けなきゃ、7人の関ジャニ∞をちゃんと見なきゃ、逃げてる場合じゃない)」やっと向かい合うことができた。

ヤスのブログに背中を押された私は1ヶ月ずっと見れてなかった録画したレギュラー番組を全部見て、曲も少しずつ聴き始め、関ジャニ∞7人を全力で追っかけるようになった。


7人を見ていると、居なくなることが嘘なんじゃないか、実は全部勘違いだったんじゃないか、と錯覚し始めた。

しかし、6月30日土曜24時『渋谷すばるのスバラジ』最終回をスタートに、すばるくんが少しずつ最終回を迎えていた。

そのときまた実感した「あぁ、終わりなんだ。本当に居なくなるんだ。嘘じゃなかったんだ。」と。

テレ東音楽祭、Mステ、ミュージックデイ、クロニクル、関ジャム。

特にMステから始まった3日間生放送は特に苦しかった。

すばるくんがどれだけ愛されているのか、どれだけ大きな決断をしたのか、考えれば考えるほどきつかった。


最後の番組関ジャムは1時間生放送だった。最後に7人で歌った曲だったLIFEは今まで聴いたLIFEよりもかっこよくて、キラキラしてて、思いがこもってて本当に素晴らしかった。


すばるくんは最後の最後に「エイター!!」と叫んでくれた。今までテレビでそんな風にファンのこと叫んでくれたことなんてなかったのに、ライブのときみたいにすばるくんの口から「エイター」が聞けて本当に嬉しかった。私はあの瞬間、eighterをしててよかった彼を応援しててよかったと心から思った。 


関ジャムは21年間生きてきて一番泣く日になった。1時間ボロボロひたすら泣き続け、嗚咽も止まらず泣くことで思いを爆発させた。4月から忘れようとしてたあの気持ちがおそいかかってきた。すばるくんが関ジャニ∞から居なくなるということ、関ジャニ∞が6人になるということ。

あの日まで7人が笑い合っている姿しか見てなかったからわかっていたつもりだが何もわかっていなかったとその日初めて痛感した。



2018年11月17日

私はその日関ジャニ∞ライブGR8ESTに参戦した。本当は夏に行くはずだった大阪公演だったが、振替になったのでこの日初めて関ジャニ∞6人のライブを見ることになった。

感想は「楽しかったけど、死ぬほど苦しい」といった感じだ。

11月でもう夏からすばるくんが居ない関ジャニ∞をテレビなどで何回か見てきた。もう自分の中で完結してるだろう、そこまで辛くないだろうと思っていた。その考えがバカだった。

私は最初のOP映像が6人でボロ泣きし、そこから涙はずっと止まらず、どの曲聴いてもすばるくんの声がしない、すばるくんが居ない、すばるくん、すばるくんと。ひたすらすばるくんのことを思い出し泣いた。

隣の丸山担の友達にはドン引きされた。

1時間近くボロ泣きしてた私だが、少しずつ収まり途中から涙も止まっていた。しかし、オモイダマでまた涙腺が破裂した。すばるくんのパートを歌う亮ちゃんが、6人の曲として歌う関ジャニ∞があまりにもかっこよく、私には耐えられなかった。

メインボーカル渋谷すばるがいなくても前に進んでいる関ジャニ∞6人が強くかっこよく、それが何よりも辛かった。


彼らは6人でもう前に進んでいた、いつまでも引きずっていない、止まっているのは私だけなんじゃないか、と考えてしまったのだ。


その日が終わると私は、もうeighterではいられない。今日入って6人の誰かを応援できれば、と考えたがそんなこと出来なかった。私の関ジャニ∞の担当は渋谷すばる1人で他のメンバーももちろん好きだが、自担にすることはできなかった。



2018年12月31日

この日を最後に渋谷すばるジャニーズ事務所から退所した。31日まではどこを見ても渋谷すばるの名前が残り、渋谷すばるのブログも見れた。何回見ただろう、何回スクショしただろう、何度開いただろう。すばるくんが関ジャムの日に書いたブログは濃く、深く、すばるくんの全てが詰まっていた。すばるくんが最後に残してくれたメッセージが公式サイトから消えたことで、渋谷すばるがもう遠くに行った。私の自担はもうジャニーズじゃない、ジャニーズからいなくなった瞬間だった。

ファンクラブの好きなメンバーも渋谷すばるにしていた私は、好きなメンバーがその日を境に居なくなった。




私はジャニーズ事務所に所属するアイドル渋谷すばるが大好きだったので、すばるくんのソロ活動はそこまで好きじゃなかった。

すばるくんは好きだった、大好きだった。ソロライブで「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!!」と叫ぶすばるくんが大好きだった。関ジャニ∞の曲をカバーして歌ってくれるすばるくんが大好きだった。



すばるくんが出した決断は、すばるくん自身もとても苦しくて辛くてたくさん悩んだと思う。すばるくん自身が出した答えだから応援したい。でも私はすばるくんにアイドルで居て欲しかった。これからのすばるくんがどうなるかわからないし、もし日本に帰ってきた時応援できるかもわからない。


すばるくん、私はアイドル渋谷すばるが大好きでした!これからも私はアイドル渋谷すばるが大好きです!


たっくさんの、幸せをありがとうございました!